
格闘にわか
2022年7月31日の『RIZIN 37』の対戦結果、感想を紹介していきます。
3つのタイトルマッチに高坂選手の引退試合と非常に豪華な大会でした。
RIZIN.37の開催はいつ?
まずは開催日からご紹介します。
『RIZIN.35』の開催日は2022年4月17日(日)です。
会場は「武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ」です。
『湘南美容クリニック presentsRIZIN.35』
日程:2022年4月17日(日)
開場:11:30
開始:13:00
会場:武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ
RIZIN.35の対戦カード
2022年3月10日に発表になった『RIZIN.35』の対戦カードをご紹介します。
第1試合:YUUSHI vs. 覇留樹(スペシャルワンマッチ)
RIZIN MMA特別ルール:3分 3R(62.0kg)
YUUSHI(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)
vs
覇留樹(宴UNIVERSE)
勝者:YUUSHI 2Rリアネイキッドチョーク
1R、身長差はあるもののカーフを効かせてパンチを当てるYUUSHI。覇留樹はリーチ差を生かして遠い距離から攻撃を仕掛けるがあまり良いところが見られない。終盤はYUUSHI選手のパンチがあたって倒れる覇留樹選手。力の差は歴然。
2R、前半から飛ばして攻勢をかけるYUUSHI。ダウンを奪うとリアネイキッドチョークで見事な1本勝ち。

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覇留樹選手はキックの戦績はあるものの、MMAは初めてということもあっていいところは見せられなかった。YUUSHI選手にMMAの一日の長があった。
YUUSHI選手の試合後インタビュー
見せたかったものが全て見せたかなと思います。
覇留樹選手の試合後インタビュー
初MMA、初RIZIN、結果として負けて、正直めっちゃ怖かったですね。
第2試合:笠原弘希 vs. 石月祐作(スペシャルワンマッチ)
RIZIN キックボクシングルール:3分 3R(63.0kg)
笠原弘希(シュートボクシング/シーザージム)
vs
石月祐作(SPORTS DOJO KAGAYAKI)
勝者:笠原弘希 3-0判定(トライアングルチョーク)
1R、序盤から体格差を生かして圧力をかける笠原選手。打ち合い上等で応戦する石月選手。
終盤カウンター一戦でダウンを奪った笠原選手だが、なんとか意地を見せて耐えきった石月選手。ラウンド的には圧倒的に笠原選手。
2R、序盤から手数を出して攻める石月選手、さきほどのダウンは影響なさそう。お互い一進一退ながら手数の石月選手と大ぶりが目立つ笠原選手。2Rは石月選手が優勢か。
3R、2Rに続いて懐に飛び込んで手数を見せる石月選手。体格差を生かした笠原選手のカウンターもヒットするため、壮絶な殴り合いに。お互い意地と意地のぶつかり合いだが、印象は笠原選手か?手数の石月選手か?

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1Rのダウンが決め手になって笠原選手の見事な勝利。ただし、階級差があるにも関わらず男を見せた石月選手も素晴らしかった。
笠原弘希選手の試合後インタビュー
僕の力みが悪い方向にでたと思います。
石月祐作選手の試合後インタビュー
強かったですね、悔しいです。
第3試合:龍聖 vs. ア魁志(スペシャルワンマッチ)
RIZIN キックボクシングルール:3分 3R(58.0kg)
龍聖(TRY HARD GYM)
vs
魁志(Vigor Kickboxing Gym)
勝者:元谷友貴 3RKO
1R、前蹴りを軸に手数で攻める魁志選手。カウンターを基本に攻勢をかける龍聖選手。
手数の印象で魁志選手のラウンドか。
2R、龍聖選手が膝とボディでダメージを与え、魁志選手はたまらずダウン。龍聖選手が注意を受ける場面も見られたが、圧倒的に龍聖選手がこのラウンドはとった。
3R、序盤は1Rのように前蹴りで距離をとる魁志選手だったが、ボディから飛び膝を決めて龍聖選手がKO勝利。

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11戦11勝となった龍聖選手の見事な勝利。力んで大味な攻撃が目立ったが、やはりものは違った。
龍聖選手の試合後インタビュー
やっちゃったなーって感じです。
魁志選手の試合後インタビュー
第4試合:ヴガール・ケラモフ vs. 山本空良(スペシャルワンマッチ)
RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
ヴガール・ケラモフ(ORION FIGHT CLUB)
vs
山本空良(パワーオブドリームジム)
ヴガール・ケラモフ選手 3R判定(3-0)
1R、終始上を取るケラモフ選手と下から攻める山本選手。なんとかしのいでいるが優勢なのはケラモフ選手。
2R、このラウンドも攻めるのはケラモフ選手。下に引き込む山本選手だが決定打はない。やはり乱雲度をとったのはケラモフ選手か。
3R、スキを見せずに賢い攻めをみせるケラモフ選手。フィジカルと打撃ではケラモフ選手が圧倒。終盤引き込んでからの寝技の攻防で山本選手も試合を見せた。

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やはり地力の差がでた試合。ただ、山本選手も評価を落とすものではなかった。
ヴガール・ケラモフ選手の試合後インタビュー
山本空良選手の試合後インタビュー
第5試合:マルコス・ヨシオ・ソウザ vs. 阿部大治(スペシャルワンマッチ)
RIZIN MMAルール:5分 3R(80.0kg)
マルコス・ヨシオ・ソウザ(ボンサイ柔術)
vs
阿部大治(フリー)
勝者:阿部大治選手 2R KO(左フック)
1R、序盤の打撃戦では阿部選手が優勢だったが、中盤後ろをとったソウザ選手。圧倒的に優勢に攻めたがうまく阿部選手が逃げた。距離をとって攻める阿部選手だったがまたも組み付いてバックを取ったソウザ選手の旨さ。二度のテイクダウンを考えればソウザ選手がとったラウンドか。
2R、ソウザ選手のスタミナ切れが如実に見て取れるなかで、冷静に試合を進めた阿部選手が見事に倒しきった。

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ウェルター級のベルト創設を訴える阿部選手が見事に仕事をした。ソウザ選手は久しぶりの試合で明らかにスタミナ不足だった。
阿部大治選手の試合後インタビュー
やっぱ嬉しいです!
マルコス・ヨシオ・ソウザ選手の試合後インタビュー
1Rで決められると思ったんですけど、決められなくて残念です。
第6試合:関鉄矢 vs. 中原由貴(スペシャルワンマッチ)
RIZIN MMAルール:5分 3R(61.0kg)
関鉄矢(SONIC SQUAD)
vs
中原由貴(マッハ道場)
勝者:中原由貴選手 3R判定(3-0)
1R、積極的に攻める関選手と待ちながら向かうつ中原選手の展開。
2R、中原選手が待っていることもあり関選手も1Rほどの積極性はなく落ち着いた展開。
3R、関選手が出てくる中で冷静に打撃で迎え撃つ中原選手。的確なボディを決めるが決定打はない。ラッシュから中原選手が効かせる場面はあったが、関選手が耐えきった。

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終始気持ちを持って攻め続けた浅倉選手の勝利。連敗脱出した浅倉選手の今後に期待。
中原由貴選手の試合後インタビュー
関選手かっこいいと思いました。
関鉄矢手の試合後インタビュー
やっぱり悔しいですね。
第7試合:元谷友貴 vs. 太田忍(スペシャルワンマッチ)
RIZIN MMAルール:5分 3R(120.0kg)
勝者:元谷友貴選手 3R判定(3−0)
1R、攻める太田選手もレスリングをさせない旨さの元や選手。お互いいいところを見せた展開で、このラウンドはどちらともいえない。元谷選手の後頭部への攻撃で注意。
2R、元谷選手のMMAの上手さから打撃で優位に運ぶ。終盤、太田選手も攻め返したが、このラウンドは元谷選手か。
3R、元谷選手の上手さが目立つ展開、太田選手もポテンシャルで攻めるが経験値の差はいかんともしがたいものだった。

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太田選手には未来を感じるが、まだまだ元谷選手の牙城を下せるほどの勢いはなかった。
元谷友貴選手の試合後インタビュー
勝てたのは嬉しかったけど、悔しいです。
太田忍選手の試合後インタビュー
めちゃくちゃ悔しいです。
第8試合:関根“シュレック”秀樹 vs. スダリオ剛(タイトルマッチ)
RIZIN MMAルール:5分 3R(120.0kg)
関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)
vs
スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)
勝者:スダリオ剛 1R(KO)
1R、スダリオ選手が左フックからの追撃でシュレック選手を仕留めるという驚愕の展開。

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海外修行でここまで強くなったのかという驚きの展開。次戦は海外の競合との試合が望まれる。
スダリオ剛選手の試合後インタビュー
やっと試合ができていい結果で終われてホッとしてます。
関根“シュレック”秀樹手の試合後インタビュー
コツコツ努力しても報われないことはあるな。
第9試合:RENA vs. アナスタシア・スヴェッキスカ(スーパーアトム級トーナメント 1回戦)
RIZIN MMAトーナメントルール:5分 3R(49.0kg)
RENA(SHOOTBOXING/シーザージム)
vs
アナスタシア・スヴェッキスカ(SubHunter, Puncher Fight club)
勝者:RENA 3R判定(3-0)
1R、打撃で圧倒したRENA選手。スヴェッキスカ選手は寝技で引き込んで優勢な展開を見せる。
とはいえ、RENA選手がこのラウンドはとったか。
2R、終始スタンドの攻防。スヴェッキスカ選手の距離をとっての攻撃と踏み込んでのRENA選手の見ごたえのある攻防。紙一重で押しているのはRENA選手か。
3R、このラウンドも2Rにつづいてスタンドの攻防。五分の展開だった。

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まだまだ若いスヴェッキスカ選手の思わぬ実力で判定まで。トータルファイターだったのでまた次の試合も見たいと思わせました。
RENA選手の試合後インタビュー
思っていた以上にやりにくかった。
アナスタシア・スヴェッキスカ選手の試合後インタビュー
判定に関してはなってないところもあるけど、結果は結果として受け入れる。
第10試合:浅倉カンナ vs. パク・シウ(スーパーアトム級トーナメント 1回戦)
RIZIN MMAトーナメントルール:5分 3R(49.0kg)
浅倉カンナ(パラエストラ松戸)
vs
パク・シウ(KRAZY BEE)
勝者:パク・シウ 3R判定(3-0)
1R、浅倉選手が打撃の合間に何度かタックルを取りに行くが、パク選手が余裕で切っているのでなかなか展開を変えられない。
2R、コーナーに追い詰めて攻撃をしかけるパク選手。浅倉選手は離れて何度かタックルを仕掛けるが全て切られる。パク選手のフィジカルの強さのみが目立つ試合展開。
3R、終始圧倒したパク選手。浅倉選手はすべての面でパク選手に勝てる展開はなかった。

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パク選手のフィジカル、技術力、すべての点で浅倉選手を圧倒した試合だった。
パク・シウ選手の試合後インタビュー
試合に勝てて気分がいいんですけど、浅倉カンナ選手とはなかがいいのでちょっと複雑です。
浅倉カンナ選手の試合後インタビュー
パクシウ選手と試合ができてよかった。
第11試合:三浦孝太 vs. 武田光司(スペシャルワンマッチ)
RIZIN MMAスペシャルルール:5分 3R(66.0kg)
三浦孝太(BRAVE)
vs
フェリペ“キングハンター”マソーニ(ASTRA FIGHT TEAM)
試合中止
三浦孝太選手のコロナ感染により試合中止。
第12試合:ジョニー・ケース vs. 武田光司(スペシャルワンマッチ)
RIZIN MMAルール:5分 3R(72.0kg)
ジョニー・ケース(MMA LAB)
vs
武田光司(BRAVE)
勝者:武田光司 3R判定(3-0)
1R、序盤はお互い遠い間合いからの打撃の応酬。途中ケース選手のサミングにより注意が与えられる。
終盤にかけて打ち合うが、やはり打撃ではケース選手のほうがわずかに優勢。
2R、このラウンドも打撃戦から始まったが、まずは武田のタックルで流れが変わる。打撃にタックルを混ぜつつ前にで続ける武田選手。勢いでバックを取るとジャーマンを仕掛ける。さらにバックを取るとテイクダウンを奪ってパウンド。このラウンドは確実に武田選手。さらに、インターバール中にはケース選手はロープつかみにより警告。
3R、前に出る武田選手と遠くから打撃を当てるケース選手。コーナーに追い詰めるとそのままバックを取って攻める武田選手。ケース選手はたまらずロープから逃げる。さらにバックを取って攻める武田選手。ジャーマンを決めても追撃の手を緩めない。そしてそのままフィニッシュ。

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1Rは打撃の試合になるかと思ったが、それ以外は武田選手のペースで完璧な試合だった。
武田光司選手の試合後インタビュー
まだ勝ったという実感がない。
ジョニー・ケース選手の試合後インタビュー
自分に対して残念な気持ち。
第13試合:所英男 vs. 神龍誠(タイトルマッチ)
RIZIN MMAルール:5分 3R(49.0kg)
所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
vs
神龍誠(神龍ワールドジム)
勝者:神龍誠 1R 三角絞め
1R、序盤から神龍選手はテイクダウンを奪うと上から攻めるが、所選手も下から様々な技を仕掛ける。新龍選手は上からのパウンドや肘、所選手は下からの関節や蹴り上げなどで攻める。優勢なのはわずかに神龍選手か。
2R、神龍選手は強烈な左フックからそのままバックを取ると上からパウンドを仕掛ける。寝技で所選手が仕掛けるも見事にしのいでコツコツとパウンドを当てる神龍選手。このラウンドも神龍選手が優勢。
3R、このラウンドも上になって抑える神龍選手と下から仕掛ける所選手の展開。

格闘にわか
神龍選手が終始上になって攻め続けたことが勝因か。それにしても3R下から仕掛け続けた所選手のスタミナには驚かされました。
本当に嬉しいですね。
神龍誠選手の試合後インタビュー
やってしまったな。発言に見合った試合を見せられなかったな。
所英男選手の試合後インタビュー
一言でいうと悔しいです。
第14試合:浜崎朱加 vs. ジェシカ・アギラー(スーパーアトム級トーナメント 1回戦)
RIZIN MMAトーナメントルール:5分 3R(49.0kg)
浜崎朱加(AACC)
vs
ジェシカ・アギラー(Pound4Pound & Brazilian Warriors)
勝者:浜崎朱加 3R 判定(3-0 y)
1R、テイクダウンを奪った浜崎選手。下からもコツコツと打撃を当てるアギラー選手。浜崎選手は立ち上がって打撃戦へ。中盤、浜崎選手の三日月がモロに入って、アギラー選手はたまらず悶絶。そのまま上からの打撃を仕掛ける。
2R、浜崎選手は一発でテイクダウンを決めるが攻めきれない。一度立ち上がって打撃戦にうつるがどちらも決め手にかけて膠着状態。そのままラウンド終了へ。
3R、またもテイクダウンをとって上になる浜崎選手。じっくり時間をかけて有利なポジションに持っていくと最後はパウンドの嵐、最後は腕十字を取りに行くところでフィニッシュ。確実に浜崎選手のランドだった。

格闘にわか
打撃の強いアギラー選手だったが、浜崎選手の総合力が勝った。
浜崎朱加選手の試合後インタビュー
勝ててホッとしてます。
ジェシカ・アギラー選手の試合後インタビュー
負けるというのはいい気分ではないが、ここにいれることに感謝してます。
第15試合:伊澤星花 vs. ラーラ・フォントーラ(スーパーアトム級トーナメント 1回戦)
RIZIN MMAトーナメントルール:5分 3R(49.0kg)
伊澤星花(フリー)
vs
ラーラ・フォントーラ(Constrictor Team)
勝者:伊澤星花 1R 1本(ギロチンチョーク)
1R、軽い打撃からいきなり引き込んできたフォントーラ選手。上になった伊澤選手は三角を決められないようにしながらチャンスを待つこと3分。体を抜くっと上からギロチンチョークを決めて勝利。

格闘にわか
技を抜けてからの伊澤選手の速攻はとても凄かったですね。
伊澤星花選手の試合後インタビュー
安心しました。
ラーラ・フォントーラ選手の試合後インタビュー
勝てなかったのは嬉しくなかったけど、すべての試合は学ぶべきことがある。
榊原CEOの感想
RIZIN.35の格闘家の感想
まだ格闘家のRIZIN.35の勝敗予想はありません。
ジョビンさんの感想
大沢ケンジさんの感想
続いて大沢ケンジさんの試合感想です。
斎藤裕選手の感想
続いて斎藤裕選手の感想です。
まとめ
4月17日の『RIZIN.35』の試合結果と格闘家の感想をご紹介しました。

格闘にわか
RIZIN.35は初戦から最後まで大晦日のような豪華なカードで非常に盛り上がりました。どのシアも盛り上がりましたし2日連続もありましたが大成功と言えるでしょう。
個人的にもっとも楽しみにしていたフェザー級タイトルマッチですが、防衛した牛久選手にはかなりの成長を感じました。今後も楽しみに見守っていきたいと思います。
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